意識づくりから始める地域づくり
現在、世界中で少子高齢化の問題に対して、様々な対策が行われていますが、現状を見る限りでは、有効な手段と言える対策は施されていません。このままでは、人口減少が加速し、若者が不足している自治体への影響も、どんどん膨れ上がっていきます。残った高齢者だけで地域を何とかしようと思っても、中々大変です。それに住民だけでは、この問題は緩和できません。そんな現状を受け入れ、いま地域では何をすべきなのでしょう。
まずは、若者が地域に対して興味を持つことが重要になってきます。若者と言っても、10代、20代に限らず、3、40代でも、地域にとっては十分な若者として貴重な人材になります。なにも、「地元愛を持て!」「地方創生に目を向けろ!」という考えを伝えたいのではなく、「地域づくりは誰にでも当てはまるんだよ」ということ。言い換えれば、誰もが考えていかなければならない存在なんです。今は自分の親世代、もしくはおじいちゃんおばあちゃんたちが主体となっている地域づくりでも、いずれ世代交代がやってきます。
その時に、地域のコミュニティがある程度形成されていなければ、それまで築き上げてきた人たちの地域づくりへの想いは、振り出しに戻ってしまいます。「地域のことなんか、自治会長や親世代の役割でしょ?自分には関係ないよ」と人任せな意識では、いざ自分たちが主体になった時に苦労するのは自分たちなんです。「いずれそのうち」はあっという間にやってきます。若者が地域づくりに対して意識を持つことで、少子高齢化の課題にかかわらず、自分の生活、それに自分の家族にも大きく影響を与えてきます。若者が地域に対しての意識をしっかり持つことさえ出来れば、たとえ人口減少が進んでも、その地域は生き残っていくはずです。
地域づくりを考えることが、当たり前の世界へ。
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